タイトル:立体マンダラ堂壁画制作日記
コメント:2010.6.21ダライ・ラマ法王のチベット大仏開眼法要により本尊様に魂が入れられ祝福された立体マンダラ堂。 お堂の内壁には八菩薩が描かれてゆきます。
制作者:西方寺
テーマ: 旅行,仕事,風景
立体マンダラ堂壁画制作日記 - ウェブリアルバム
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風景
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2010.6.21ダライ・ラマ法王開眼法要
0831
キャンバス用布を用意して制作開始
布の大きさ計算ラフ
布端をミシン掛け
枠のミニチュアモデル
前回使用した台板は今回使いません
0901
枠に布でインド・チベット式キャンバス作り
畳み用の大きな針と丈夫な紐で巻いてゆきます
今回使った紐
ピンと張ります
0902
にかわを表裏に塗ります
乾くと表面が固くなり描きやすくなります
補強して更に強く張り直します
0903
今度は保護液を塗ります
材料は水で溶いたにかわに
インドで調達した粉と
はっか?を混ぜて
完成
2010.9.4
前回は、ダラムサラのアトリエで下書きした菩薩画布を巻き取りこのパイプに入れて来日したのです。
チベット伝統式のタンカフレーム
ホゾに差込む日本建築文化にも共通する枠は江尻氏(大工棟梁)がやはり制作
本日もキャンバスにニカワを溶いた白色の下地を塗ります。
2010.9.6
本日もキャンバスの下地塗り作業
照光寺さん加わり塗り進めます
下地の塗料はニカワに漆喰の粉を溶き、ミョウバンを溶いたもの
チェモさんがインドから持ってきたミョウバン。日本のものと違い、ハッカのような良い香り付き。
2010.9.8
本日の作業はキャンバスを擦る作業
石材店の和庵(やすらぎあん)さんに特注したキャンバス制作用の石
昨日まで塗ってきた漆喰をキャンバスに馴染ませるため、水をつけてはツルツルになるまで刷り込みます
2010.9.9
定規をあてて、線を引くポイントを入れます
線を引く際はタコ糸を用います
糸に黄色の絵具の粉末を付け
目的の位置に糸を合わせて
糸をはじいて、線を引きます。日本の大工さんが炭で線を引くのと同じ方法です。
本日引かれた、外枠の線と佛画の中心線と下部の水平線
2010.9.10
普段の瞑想用の蓮台が江尻氏より届けられました。
下書きをしています
木炭を使用
流れるように菩薩様が描かれていきます
2010.9.11
大変素早く、かつ細かく、正確に描かれていきます。
大きな画布に向かうチェモ氏
2010.9.13
細かな寸法の打ち合わせをするチェモと宮坂師
手製のスケールを使う
大きなコンパスも使う
2010.9.14
木炭による下書きを墨で清書する
下書きと清書半々
下絵完成
20100915
いよいよ着色開始
墨で清書するチェモさん
寸法を統一するため、画布にトレーシングペーパーを貼りチェモさんの描いた線をなぞる
20100916
ただ青一色ではなく微妙な濃淡を細かく描いていく
左手が黒く染まっているのは、そこの一度筆を当てて、筆の湿り具合具合をたしかめているため。
2010年9月17日
木枠に納まった菩薩
絵の黄色い中心線から均整がとられています
炭で輪郭がはっきりしてきました
御尊顔
共同作業
本日の宮坂氏
2010年9月20日
チェモ作画中
空が鮮やかな菩薩
色が入れられるのを待つ菩薩
これから下書きが始められる壁画
9月21日
本日の壁画
本日の壁画 2
チェモ 作業中の菩薩
宮坂氏 作業中の菩薩
9月22日
制作中
菩薩 1
菩薩 2
9月23日
あっという間に全体が出来上がってきました
炭で輪郭を描いています
筆の動きは速いです
20100927
普段用の蓮台も着色開始
清書前の菩薩様
20100928
お釈迦様
20100929
きれいな青ですね
20100930
細部にさまざまな動物が
細かく丁寧に書き込まれています
2010.10.4
まず蓮台の淵に金色の模様を塗る
午後は色付け。今日からは緑の背景も
空の濃淡の美しさ
2010.10.5
チェモさんは大地の緑の彩色、やわらかいタッチで筆をすすめます。
一枚の大地を塗り終えました。
本日の宮坂氏
2010.10.7
チェモさんは緑の彩色
きれいな緑色の絵具
宮坂氏は空担当。根気のいる作業に見えます。
2枚目の大地も終えて
三枚目の大地に入ります。
20101018
雲を塗る
緑と白の絵具を使用
一枚ずつではなく、色毎に4枚同時に仕上げていく
奥の絵は既に雲が塗られている
20101019
光背部分もだんだんカラフルに。
雲を塗るチェモさん。
宮坂さんはひたすら空の青色を塗り込んでいきます。
二枚の絵を行ったり来たりしながら塗っています
光背部分を塗る時も一色ごとに、二枚の絵を行ったり来たり。
20101020
池の部分を塗る
徐々に世界が出来ていきます
宮坂師はひたすら空を塗り込んでいく
右が丁寧に塗り込まれた空、左が未完成の空
20101023
壁画
壁画 (2)
壁画細部
菩薩の背景
20101025
本日のチェモ
壁画
壁画 (2)
壁画 (3)
20101027
本日のチェモ
壁画
壁画 (2)
壁画 (3)
20101028
本日は赤色が入ります
他の壁画にも赤色が入ります
壁画
2010.10.29
雲に白を塗る
雲の内側にグリーンを塗り
白と緑の狭間をぼかしてグラデーションをつけてゆきます。
少しずつ色付けが進み鮮やかに
2010.10.30
赤に白を混ぜ
独特な色合いをつくる
虚空蔵菩薩の右足を塗るチェモさん
2010.11.1
本日の徐蓋障菩薩
本日の地蔵菩薩
本日の普賢菩薩
本日の虚空蔵菩薩
蓮台を彩る
白とピンクで色付けがなされます。
2010.11.1
本日の徐蓋障菩薩
本日の地蔵菩薩
本日の普賢菩薩
本日の虚空蔵菩薩
蓮台を彩る
白とピンクで色付けがなされます。
20101109
今日の普賢菩薩様
今日の地蔵菩薩様
今日の虚空蔵菩薩様
今日の除蓋障菩薩様
葉や茎の彩色
20101110
今日の普賢菩薩様
今日の地蔵菩薩様
今日の虚空蔵菩薩様
今日の除蓋障菩薩様
衣の彩色
20101113
一人大きなキャンバスに向かう
一筆ごとに息を吹き込むように色重ねていきます
20101115
今日の宮坂師はひたすら黄色部分担当
チェモさんは花を着色
20101116
今日はチェモさん一人で作業、黙々と筆を進めます
20101118
宮坂氏
チェモ
2010年11月20日
本日のチェモ
普賢菩薩に取り組むチェモ
虚空蔵菩薩
地蔵菩薩
除蓋障菩薩
2010年11月22日
本日のチェモ
虚空蔵菩薩
除蓋障菩薩
地蔵菩薩
2010年11月24日
本日のチェモ
本日の宮坂氏
虚空蔵菩薩
除蓋障菩薩
地蔵菩薩
普賢菩薩
2010年11月25日
本日は西方寺だよりの取材
明後日にはインドに帰国されるため壁画の表面にカバーをかけました
岩絵の具などの道具類も覆いをかけられました
2011年3月18日
チェモ再来日
チェモと弟子のタルチン氏
虚空蔵菩薩
除蓋障菩薩
地蔵菩薩
普賢菩薩
2011年3月19日
チェモ
タルチン氏
作業風景
除蓋障菩薩
地蔵菩薩
2011年3月21日
チェモ
タルチン氏
作業風景
地蔵菩薩
地蔵菩薩 (2)
地蔵菩薩 (3)
2011年3月22日
チェモ
タルチン氏
壁画
2011年3月24日
チェモ
制作中
制作中 (2)
壁画
壁画 (2)
壁画の一部
作業場の一角に安置されています
2011.3.28
金を塗るチェモさん
タルチンさんは青を担当
20110329
雲を描く宮坂さん
金を塗るチェモさん
青を塗るタルチンさん
無題
細かい装飾部分を塗ります
丁寧に空を塗ります
20110331
今日も細かい装飾部分を描くチェモさん
宮坂さんはひたすら雲
タルチンさんは緑を担当
金を塗られた姿
まだ金を塗っていない
2011/4/1
深みのある金色を筆にのせる
腰飾り。装飾は菩薩様ならではの美しさを表します。
雲の青い影
雲の緑の影
雲
2011/4/2
鉛筆で
胸飾りの下書きを書く
雲を影の彩色
タルチンさん
2011/4/4
4月に入ったのに寒い一日。ストーブを焚きながらの作業。 - コピー
本日の宮坂氏
細い筆でのとても緻密な作業
左側の雲と右側の雲を比べると制作過程がわかります。
頭光にとりかかるチェモさん
頭光の彩色
本日のタルチン氏
2011/4/5
複数の筆を使い分ける
うねりが生まれます
果実の輪郭線
果実
これは巻貝でしょうか
葉脈を描く
花と葉
2011.4.6
金色で蓮の葉の縁を描く
黒を使うため墨を磨るチェモさん
地蔵菩薩の肩からたすき掛けのように掛かる白布に線を入れていく。
除蓋障菩薩の周囲の雲を塗るタルチン氏とチェモ(大仏師)
2011.4.7
金色で繊細な色の濃淡をつける
そこから流れ出る水に動きを感じます
本日のチェモ
黄色の花
本日の地蔵菩薩
2011/4/8
光背の金色部に細い棒で線を入れ立体感をもたせる
師の手本を見て、その作業を受け継ぐ
一方チェモさんは
昨日までタルチン氏が担当した雲に細かな修正を入れ完成させる
除蓋障菩薩
地蔵菩薩
普賢菩薩
虚空蔵菩薩
2011/4/9
雲の色を調整するチェモさん
二日後キャンバスをパネルに設置するため糊を作る
材料は膠(にかわ)
膠
小麦粉
混ぜる作業担当のタルチンさん
小麦粉とは別に米粉を使った糊も作る
米粉の方がより粘りが強いようです。
411
台板に貼り付け
しわを伸ばす
チェモ
タルチン
宥明氏
虚空蔵菩薩(大空)の執持物は太陽
地蔵菩薩(大地)は僧形でないんですね
除蓋障菩薩の執持物は月
普賢菩薩
梅
412
虚空蔵菩薩金色塗り
細かい模様
グラデーション
413
虚空蔵菩薩金色塗り
除蓋障菩薩模様入れ
地蔵菩薩金色縁取り
法螺貝から生まれる龍の子
魚とかわうそのキメラ
414
普賢菩薩金色塗り
除蓋障菩薩模様入れ
地蔵菩薩金色縁取り
2011.4.18
光背を塗るタルチンさん
細かい作業に入りました
木炭で模様の下書き
20110419
細かい作業で緊張が走ります
光背を何度も塗り重ねていきます
チェモさんは足の輪郭を描く
2011.4.22
チェモ
テンジン氏
作業風景
作業風景 (2)
壁画下部
2011.4.25
光背に金の線が入っています
作業風景
作業風景 (2)
作業風景 (3)
象の制作中
菩薩の足の指を制作中
2011.4.27
左からチェモ、虚空蔵菩薩、普賢菩薩
宮坂氏と談笑するテンジン氏
除蓋障菩薩
地蔵菩薩
獅子に筆を入れらていました
2011.4.28
チェモ
テンジン氏
宮坂氏
作業風景
作業風景 (2)
2011.5.2
虚空蔵菩薩の青い髪
普賢菩薩の美しい蓮台
チベット民謡をかけながら黙々と筆をとる
2011.5.3
木の幹や枝の色付け
象と蓮
普賢菩薩
除蓋障菩薩
2011.5.4
除蓋障菩薩足元の馬を描くチェモ
三頭の馬
そばに立ててある様々な筆を使い分ける
除蓋障菩薩の御足に入れられる金色の模様
2011.5.5
除蓋障菩薩、足の模様
筆の動きに迷いなく緻密な模様を描く。プロフェッショナルのなせる技
20110509
細かい模様を描く
緊張感が伝わってきます
すごい・・・
20110516
金色彩色
金色
雲の彩色
牡丹1
牡丹2
20110517
円光とオーラが完成
足の模様があと少し
反省会
20110518
牡丹
20110519
金色彩色全て終了
お顔はまだですね
細かな縁取り
背景の最終チェック
2011.5.23
本日の作業部分
山と川
草花
色彩に深みが増してきています
2011.5.24
チェモ
タルチン氏
宮坂氏
本日の作業
全体の印象が少しずつ変わっていきます
現在の壁画
20110525
チェモ
タルチン氏
現在の様子
作業風景
20110526
眼を入れるチェモ
眼が入って表情が変わりました
タルチン氏
宮坂氏
作業風景
現在の様子
2011/5/30
虚空蔵菩薩
除蓋障菩薩
地蔵菩薩
普賢菩薩
除蓋障菩薩の山の植物に筆入れ
内山紙(手すき和紙)に真言を描き入れる
宮坂氏は鉛筆で下書きを作成
この世の五大要素の内の火・風・空
2011/5/31
額入れに備え、事前の位置合わせ
パネルの後ろに真言を貼り付けました
壁画奉納者の追加方を記載
2011/6/1
6月5日の開眼法要を前に本日は菩薩画に眼を入れる開眼式を行いました
アトリエとなっていた随勝院の御本尊様の前で経を読む金子御住職
御住職による開眼の儀、その際大仏師(チェモ)が眼を描く
神聖な空気の中、高まる集中力
眼の描かれた御顔
除障の除蓋障菩薩(完成)
善徳の普賢菩薩(完成)
地安の地蔵菩薩(完成)
福徳の虚空蔵菩薩(完成)
開眼を終え、大作が完成。一息つく大佛師、佛画師の先生方
2011/6/3
額入れ
移動
極楽堂へ
チェモさん
タルチンさん
宮大工・江尻氏
設置
設置 (2)
追加された壁画
堂内入り口の上部に釈迦如来の佛画設置
20110605
ついに全て壁画が完成し開眼法要
これまでの制作過程について講演
眼前に広がる極楽の世界
仏様に囲まれる感覚
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